中国旅行の思い出

今から10年以上前初めての海外旅行が中国でした。

高岡市役所の青年婦人のつばさで、中国の姉妹都市である錦州市を訪問すると言う
企画に応募して行く事が出来ました

その当時はデジカメもなく普通のカメラで写したので挿入できる写真もなく
ただ心に残っている事のみ記したいと思います。

初めて北京の空港に降りた時、通路がとても暗くドアーも簡単な木の作りで
初めての海外旅行なのでかなり期待していたのでがっかりしました。

帰りは上海から出国しましたが、上海はとても綺麗で大都会でした。
中国で初めて見るような大きくて素敵なホテルで夕食をとりました。
その時生涯忘れられない出来事がありました。

何百人もの人が食事を取っている時ホテルの方がマイクで皆さん聞いて下さいと
その日が私の誕生日だと、何歳とは言いませんが皆さんでお祝いしてあげて
くださいと言われ自席で立たされました。

皆さん多分400人程の人達が一斉に拍手してくださり、あまりものに動じない
私ですが、すっかり舞い上がりその後どうしたのか覚えていませんが、
中国で初めて見たデコレーションケーキを
一緒に行った青年の翼の人達がケーキを食べに来たのだけは良く覚えています。

藤井団長さん、日本旅行のホンダ支店長さんの心配りで思いもしないお祝いをして頂き本当に有難うございました。
生涯忘れられない思い出です。

上海の空港でトイレに入った時洗面所に置いてあったトイレットペーパーに係の方が鍵をかけていました。
こんな事日本では考えられない事です。そんな発想すら思いもよりません。

帰りの荷物になるので、ホテルの従業員の女性の方に、余ったポケットテッシュ20個位あったので
あげたら、初めてみたらしく、使い方教えましたら本当に喜んでいました。

でも、もしかしたら彼女達使わないかもねと、思いました。
あの時点では売っていなかったかなと思ったりして
その中国がわずか10年余りで日本を抜いて世界第2位とは、今でも信じられません。

もう2つ驚いた事があります。

1つは北京の貴賓室のトイレですが、我々4人トイレに行きたくてその場所の係の人にいくら
頼んでも向こうは意味がわからず、どうしてもトイレがしたいと4人でトイレの入り口で身体を使って
身ぶり手ぶりで頼んでも頭をかしげるだけ、泣きそうになっていたら、中国語を習っている林さんが
走って来て、トイレの中国語がツーソというそうで、それでやっとトイレを借りる事が出来ました。
生涯ツーソだけは忘れる事が出来ません。

その後用を済ませて日本人の悪い癖で、そこで話していたら、すぐ何か悪い事でもしているのかと
疑われつまみ出されました。
トイレの通じない国があるのに驚きました。

中国のトイレにはドアーがないから風呂敷を持って行くように言われていたので、
持って行きましたら本当に風呂敷が役に立ちました。

それで現地の人に何故ドアーが無いのか聞いたら、日本人は裸で風呂に入る
その方が余程おかしいと言われました。
この言い方には二の句がつげません。負けず嫌いなのか本心か?

もう1つはこれは1番の驚きです。
我々がバスで団長さん達や錦州市のお偉方(古い話なのでどなたか覚えていませんが)
の車が前を走っている時、確か北京から万里の長城へ向かっていた時だと思いますが
大陸横断鉄道だったと思います、私達がその場についた時すでに踏切の遮断機が
おりていました。
(その当時携帯電話でもあったのでしょうか?幹部だけは持っていたのでしょうか?)
電車を停めさせ、踏切の遮断機を開けさせて、我々の車が踏切を渡りました。

もう1度はすでに電車4両程が踏切を通過しているのに、止めさせてさらにバックさせ、
私達が渡りました。

もし、日本で例えば天皇陛下が車で通るからと、遮断機を上げさせたり、
まして今通過している電車をバックさせて、天皇の車を通過させたら、
日本中どんな騒ぎになると思いますか?

そんな事勿論日本では考える事も出来ませんが
とにかく中国で1番驚いた事です。

そういえば、毛沢東が出かける時、好きな時間に起きて好きな時間に電車に乗るそうで
酷い時には3日間?位その方面の電車が止められると何かの本で読んだ記憶があります。
10年余り前でさえ、市の幹部位でも電車を都合よく止めて自分達の行動を優先させるのだから
毛沢東の時代なら当たり前でしょうね

本当に自由に口の利ける日本に生まれて心底良かったと思います。
言いたい事も言えない国、今はどうか知りませんがそれ程変化があるとは思いません
中国に2度行こうとは思いません。

でも古い立派な建築物はたくさんありました。
13日間滞在したので、結構広範囲にまわれて、かなりの素晴らしい建築物には感動した事しきりです。
さすが4千年の歴史のある国良い所もたくさんありました。












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